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書評

2006 03 08
2/22発売の「りはめより100倍恐ろしい」を読みました。
って読んだの発売してすぐ後だからもうかなり前なんですが。

りはめより100倍恐ろしいりはめより100倍恐ろしい
木堂 椎

角川書店 2006-02-22
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角川書店、フジテレビ主催の第1回野性時代青春文学大賞の大賞受賞作。
いじ“り”はいじ“め”より、よほど恐ろしい。そういう意味です。

中学時代にいじられキャラだった主人公が高校に入学し、
今度はいじる側にまわって、しかしまたいじられキャラに戻りそうになって・・・
そうやって、自分のキャラの置き所を探しながら巧妙に、陰湿に立ち回るストーリー。

とても他人事じゃなくドキッとしてしまったので即買い。
週末読むかと思ってたら、長いこと乗った電車でさらっと読みきっちゃいました。
なんでも、携帯で書いた小説のようで。それはどうでもいいけど。

そもそも

「いじり」は「いじめ」より恐ろしいでしょうか。
やっぱり「いじめ」の方が恐ろしいと思うのですが。
そもそも「いじり」の発展形が「いじめ」のような気もします。
この小説の中でもそうなってます。
ずっと「いじり」ではありません。あからさまに「いじめ」になっているところもあります。

そこにヒントがあるわけで。

つまり、「いじめ」になったらもう手遅れ。はいさようなら。生き地獄。
けれども「いじり」はまだどうにかなる段階。
「いじめ」に変わるまでに「いじり」の段階で解決せねばならない。
その意味で大いに「いじり」は警戒する必要がある。
そういうことなんだろう、と。

で、ネタバレ的感想↓
やっぱり他人事じゃないですね。
話の中にはこれだけの人たちが出てきます。

いじるやつ←→いじられるやつ
いじめるやつ←→いじめられるやつ
見て見ぬふりのやつ
強者に迎合するやつ
弱者の味方となるやつ
関わろうとしないやつ

どれかには属したことがあるんじゃないでしょうか。
いや半分以上はあるんじゃないでしょうか。
俺たぶん全部ありますけど変ですか。

主人公、小ずる過ぎでしょ(笑)って思いますが、
少なくとも主人公と似たような葛藤を覚えたことはあります。すごく生々しい。

この主人公、いじられないようにするために
いじる標的を作りだし、生贄にして高校生活を過ごそうとしてました。
飲み会の掟「飲まされる前に飲ませろ」に近いです。
実際そうでもしないと自分に降りかかる火の粉を払えないのも確かでしょうな。

毅然として対抗すると避けられるということすらあるくらい、
今言う「友情」は希薄なのかもしれません。
幼い人達は平然としてその中で生きてるし。

まぁそんなことを考える、暗ーーーーい本だったりもします。
それはそれでなかなかよいよ。
自分のいる場所をもう一度良く見渡してみましょう。

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Comment
買うのめんどくさいから、全文を携帯メールで送ってくれない?
筆者様にお問い合わせ下さいな(笑)

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